子供の健康

子供の歯医者はいつから行けばよいの?

子供の歯医者はいつから行けばいいの??

自分が歯で困った経験があるから、自分の子供にはそんな思いはさせたくない!でも、いつから歯医者に連れていけばいいんだろう?と思っている親御さんも多いのではないでしょうか?

何を隠そう、ゴリラ旦那は歯医者と仕事をしている(医科とももちろん仕事している)ので、知識が豊富である!!ということを全面に活かして、子供の歯医者いつから通えばよいのか?というのをお伝えしていきます。

ゴリラ旦那
今回は、私の主治医でもあり、日本歯周病学会の歯周病専門医・指導医である杉並区の鎌田歯科医院の院長、鎌田正征先生にお話を伺ってきました。鎌田先生、宜しくお願い致します!!

宜しくお願いします!
鎌田院長

歯医者には何歳から行けばよいのか?

乳歯が1本でも生えたら歯医者に行きましょう。

乳歯が1本でも生えたら、歯医者にいくことをおすすめします。理由はいくつかありますが、簡単にまとめると、

  • 口腔内の清掃について
  • 乳歯の磨き方について
  • 子供の食事について
  • 親の口腔管理の重要性について

こういったことをまず知る。ということがとても重要です。お子様の治療費や相談費用は無料ですから、お悩みになられたら「乳歯が1本でも生えたら歯医者に一度行く。」とおぼえておいて下さい。

ゴリラ旦那
自分もこの仕事をしていたからわかっていたものの、知らない方も多いのではないでしょうか?

そうですね。特に子供の歯を心配する親御さんは多いのですが、自分のお口を気にして来院する親御さんが少ないので、もう少し口腔に興味を持たれれば、よりお子様のお口の状態はよくなると思いますね。
鎌田院長

ゴリラ旦那
それは具体的にどういったことなんでしょうか?

理由は3つあります。

1つ目は、「歯医者は習慣」だからです。歯医者は痛くなってから行く場所というイメージがありますが、口腔内への意識が高い方は習慣化されていて、定期的にメンテナンスにいらっしゃいます。

親御さんが歯医者に行く習慣ができていれば、お子様も自ずと歯医者にいくことが習慣化されていきます。

当院では、小学生中学年になると一人でいらっしゃるお子さんもいます。

鎌田院長

ゴリラ旦那
なるほど、確かにそうですね。自分も親が全然歯医者に行っていなかったので、30代になってからですからね通うようになったの。。。そのおかげでいくつか歯を失ってしまっていますしね。。。
続いて、2つ目はなんですか?

2つ目の理由は、実はお子様のお口に細菌を移してしまっているのは「親かもしれない」ということです。

もともと赤ちゃんのお口の中には細菌は存在しません。つまり、親御さんがキスしたり食器を共有したりすることで、親御さんの唾液の中に含まれる細菌が赤ちゃんのお口の中に入り込んでしまうのです。

とは言え、僕もそうですが子供とキスしたいじゃないですか笑。だから、親子で口腔ケアをすることが大事なんです。そういったことを知ってもらうことで、むし歯や歯周病のリスクを限りなくさげて、いつまでも自分の歯を大切にしてもらえるようにする必要があるんです。

鎌田院長

ゴリラ旦那
うちも乳歯のころから先生にお世話になっていますが、確かに意識が高くなったと思いますね。夫婦もセルフケアに時間を割くようになりましたし、幼稚園児の娘も進んで歯医者に行くようになりましたしね!

実際に予防治療中の娘

最後に食事ですね。
糖の多い食事にならないようにすることや離乳食について、また乳歯が生え揃ってきたときになるべく歯ごたえのあるものを食べてもらうなど、食事に関するアドバイスもしています。

また、だらだら食べによる唾液緩衝能(唾液の作用)の低下や、むし歯・歯周病のメカニズムなどを知っていただき、しっかり予防できるようにしてもらうことが重要です。

鎌田院長

ゴリラ旦那
確かに、食事についてはうちも指導をしてもらいましたね。乳歯のときもそうでしたが、子供が幼稚園に入る頃に歯ごたえのある食事の大切さがいまは身にしみています。次の記事では、この歯ごたえのある食事が何故大切かをお話していただきましょう!

フッ素はいつから塗るの??

フッ素は何歳から始めるべき??

フッ素はいつから?という疑問を持たれている方が多いのではないでしょうか?

2歳という記事もあれば、乳歯が生えてすぐという記事もあるので迷ってしまいますよね。せっかくお話を聞いているので、鎌田先生に質問しました。

ゴリラ旦那
うちがフッ素を塗布し始めたのは、1歳半くらいのイメージですが、実際には何歳から塗布するものですかね?

フッ素塗布の年齢の前にまずは、お子様の口腔内の清掃がきちんとできているか?が重要ですね。お口の中がきれいにできていないのにフッ素を塗っても効果が見込めません。

年齢に関してですが、2歳と言われている所以は、乳歯が生え揃う年齢が概ね2歳だからです。その頃からフッ素を始めましょうという医院は多いかもしれませんね。

当院では、離乳食が始まり、奥歯が生えてきた頃から始めることが多いです。それまではセルフケアの質を高めたり、知識を蓄えたりしていただいて、いざ歯が生えたあとでも困らないようにすることが重要です。

フッ素やシーラントをすればむし歯にならないと考えていらっしゃる方がいますが、きちんとセルフケアができていないとむし歯になります。特に小さいお子さんは自分で歯磨きできないですから、親御さんの協力が必要です。

鎌田院長

ゴリラ旦那
フッ素は年齢で決めるよりも、現在の状況に併せて決めたほうが良いというわけですね。そういった意味でも歯医者に行くことで時期などもしっかりと相談できるので良さそうですね。

仰るとおりですね。
歯医者さんに相談してよいのかわからなかったと親御さんに良く言われるのですが、そんなことないですよ。気軽に相談して欲しいと思っていますよ!歯医者さんのそういったイメージが早くなくなるよう僕も努力しなければならないですね!
鎌田院長

最後にどんな歯医者を選ぶと良いか?

歯科衛生士が在籍しているところを選ぶ

歯科衛生士さんの存在を知っていますか?歯科衛生士さんは国から資格を与えられた謂わば専門職です。

実は歯科に通い続けると、歯科医師よりも歯科衛生士と関わる時間が圧倒的に多くなります。そのため、歯科衛生士は重要な職種になります。

歯科衛生士がしっかりしている医院に出会うことが重要です。

ゴリラ旦那
ぶっちゃけた話、先生はどのような医院を選ぶことをおすすめしますか?

すごい難しい話ですね・・・
私個人の意見としては、歯周病に力を入れている医院は、歯科衛生士がしっかりしている印象がありますね。

理由としては、歯周病の9割は歯科衛生士が治していきます。だから、歯周病に力を入れたければ必然的に歯科衛生士の力量がそれなりにないと治らないです。

なので歯周病に力を入れている医院は一つ検討しても良いかと思います。当院には2名在籍していますが、歯周病学会認定歯科衛生士という歯周病治療のエキスパートがいると、口腔内のケアの大切さやブラッシングなどのセルフケアについてもしっかりと教えてくれます。

また、小児歯科専門の先生に関しては、子供の歯医者への恐怖心をなくしてくれる取り組みをしっかりしていて、歯医者慣れさせるのには良いと思います。

とは言え、どの歯医者さんも日々努力をされているので、一度歯科医院へ行かれてみて、ドクターや歯科衛生士に詳しく話を聞いてみることが一番大切かなと思います。

鎌田院長

ゴリラ旦那
話にくいことにお答えいただきましてありがとうございます!これからも子供の歯についてどんどん質問させていただきますので、今後とも宜しくお願いします!

こちらこそ、宜しくお願いします。
鎌田院長

まとめ

本日は鎌田院長にお話を伺いました。子供の歯医者についてお困りの方の参考になればと思いいます。

それでは本日のまとめをします。

  • 乳歯が生えたら一度歯科医院に行く
  • 親子でしっかりと口腔ケアを行う
  • フッ素はお口の状況にもよるので、一度歯医者さんにいって相談する。
    (鎌田先生のところでは、離乳食が始まり、奥歯が生えてきたタイミング)

次回もまた歯科医師の先生のご協力をいただき、親御さんのお口のお困りごとを解決していきたいと思います!!

本日お力を貸してくれた先生のご紹介


杉並区の歯周病専門医鎌田歯科医院

医院名 医療法人社団暁歯会 鎌田歯科医院

住所 〒168-0063
東京都杉並区和泉1-2-1 KDCビル1F

TEL:03-3321-8020

アクセス 京王線「代田橋駅」より徒歩5分
丸ノ内線「方南町駅」より徒歩10分
京王線・都営新宿線「笹塚駅」より徒歩10分
京王線・京王井の頭線「明大前駅」より徒歩10分

HP:https://kamada-shika.com/

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